大人の矯正治療、本当のメリットとデメリットとは
大人の矯正治療が増えている理由 〜 見た目だけじゃない本当の価値
「もう大人だから矯正は遅いかな…」
歯科医院で働いていると、このような悩みを抱えた方が多く来院されます。大人になってからの矯正治療に踏み切れない理由は様々ですが、見た目や費用、治療期間の長さなど、不安要素が多いのも事実です。
しかし、歯並びや噛み合わせの問題は、単に見た目の問題だけではありません。口腔内の健康から全身の健康まで、実は私たちの生活の質に大きく影響しているのです。
近年では、大人になってから矯正治療を始める方が増えています。その背景には、目立たない矯正装置の普及や、健康への意識の高まりがあります。
私は松本歯科大学で長年矯正治療に携わってきましたが、矯正治療によって人生が変わったという患者さんを数多く見てきました。
どう思いますか?あなたも「もう遅い」と諦めていませんか?

大人の矯正治療の本当のメリット 〜 見えない価値を知る
大人の矯正治療には、見た目の改善以上の価値があります。ここでは、多くの方が見落としがちな本当のメリットについてお伝えします。
矯正治療は単なる「歯並びを整える」治療ではなく、お口全体の健康と機能を向上させる総合的なアプローチなのです。
口腔内環境の改善と虫歯・歯周病予防
歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくい場所ができてしまいます。そのため、どんなに丁寧に歯磨きをしても、歯垢や食べかすが残りやすくなるのです。
これが虫歯や歯周病のリスクを高める大きな要因になります。
矯正治療によって歯並びが整うと、歯ブラシやフロスが届きやすくなり、お口の中を清潔に保ちやすくなります。これは将来的な歯の喪失リスクを大幅に減らすことにつながります。
私の臨床経験からも、矯正治療後に虫歯や歯周病の発生率が減少した患者さんは数多くいらっしゃいます。
咀嚼機能の向上と全身健康への影響
歯並びや噛み合わせが悪いと、食べ物を十分に噛み砕けず、消化器官に負担をかけることになります。また、特定の歯に過剰な負担がかかり、歯の摩耗や破折のリスクも高まります。
矯正治療で噛み合わせが改善されると、食べ物をしっかり噛めるようになり、消化吸収が促進されます。これは栄養摂取の効率を高め、全身の健康維持に貢献するのです。
さらに、バランスの良い噛み合わせは顎関節症のリスク低減にもつながります。頭痛やめまい、肩こりなどの不定愁訴が改善されたという患者さんも少なくありません。
大人の矯正治療のデメリット 〜 知っておくべきリスクと対策
矯正治療には多くのメリットがありますが、もちろんデメリットやリスクも存在します。治療を検討する際には、これらを十分に理解した上で判断することが大切です。
私は患者さんに必ず治療のリスクについても説明します。なぜなら、メリットだけでなくデメリットも理解した上で治療を選択していただきたいからです。
治療期間と通院の負担
大人の矯正治療は一般的に1年半から3年程度かかります。これは子どもの矯正に比べて、骨の代謝が遅くなっているためです。
また、定期的な通院が必要となり、多忙な社会人にとっては時間的な負担になることがあります。
山梨県甲府市の「歯科・矯正歯科 GOOD SMILE」では、患者さんのライフスタイルに合わせた通院スケジュールの調整や、効率的な治療計画の立案に努めています。
治療期間については個人差が大きいため、カウンセリングの際に詳しくご説明することが重要です。
装置装着による不快感と口腔ケアの難しさ
矯正装置を装着すると、特に治療初期は違和感や痛みを感じることがあります。また、装置があることで歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが一時的に高まる可能性もあります。
私は患者さんに、痛みへの対処法や効果的な歯磨き方法を丁寧に指導しています。痛みは通常1〜2週間程度で和らぎ、装置にも徐々に慣れていきます。
特にワイヤー矯正の場合は、専用の歯ブラシや歯間ブラシを使用した丁寧なケアが必要です。マウスピース矯正であれば、食事や歯磨きの際に取り外せるため、この点では負担が少なくなります。
どうですか?矯正治療に対する不安は少し和らぎましたか?

目立たない矯正装置の選択肢 〜 大人のための矯正方法
「矯正したいけど、目立つのは嫌だな…」
これは大人の方がよく抱える悩みです。しかし、現代の矯正歯科では、見た目を気にする大人のために様々な選択肢が用意されています。
マウスピース矯正(インビザライン)の特徴と適応症例
マウスピース型矯正装置は、透明なプラスチック製のマウスピースを使用する矯正方法です。「歯科・矯正歯科 GOOD SMILE」でも提供されているインビザラインは、その代表的なものです。
透明で目立ちにくく、取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際に不便さを感じません。また、金属アレルギーの心配もありません。
ただし、すべての症例に適用できるわけではなく、複雑な歯の移動が必要な場合は従来のワイヤー矯正が適していることもあります。また、1日20時間以上の装着が必要で、自己管理能力が求められます。
なお、インビザラインは現在、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器であることも理解しておく必要があります。
裏側矯正とセラミック矯正の選択肢
裏側矯正は、装置を歯の裏側に装着するため、外からはほとんど見えません。見た目を最優先する方に適していますが、装置が舌に当たる違和感があり、発音にも影響する場合があります。
セラミック矯正は、歯の色に近い素材を使用した矯正装置です。従来の金属製に比べて目立ちにくく、治療効果も同等です。ただし、金属製よりもやや大きくなる傾向があります。
どの矯正方法が最適かは、歯並びの状態や生活スタイル、予算などによって異なります。「歯科・矯正歯科 GOOD SMILE」では、各専門ドクターがチーム体制で診断し、患者さん一人ひとりに最適な治療法を提案しています。
矯正治療の費用と期間 〜 現実的な計画を立てる
矯正治療を検討する際、多くの方が気になるのが費用と期間です。これらを正しく理解し、現実的な計画を立てることが重要です。
私は患者さんに、治療開始前に費用と期間について詳しく説明し、無理のない計画を一緒に考えるようにしています。
矯正治療にかかる費用の内訳と支払い方法
大人の矯正治療は、基本的に保険適用外の自費診療となります。総額は矯正装置の種類や治療の複雑さによって異なりますが、一般的に50万円から100万円程度が目安です。
費用の内訳としては、初診料・検査料、矯正装置代、調整料、保定装置代などがあります。多くの歯科医院では分割払いにも対応しており、月々の負担を軽減することが可能です。
「歯科・矯正歯科 GOOD SMILE」では、治療開始前に詳細な見積もりを提示し、患者さんが安心して治療を受けられるよう配慮しています。
費用面で不安がある方は、まずはカウンセリングで相談してみることをお勧めします。
治療期間の目安と個人差の要因
大人の矯正治療期間は、一般的に1年半から3年程度かかります。これは歯の移動に必要な時間や、治療の複雑さによって変わってきます。
治療期間に影響する要因としては、歯並びの状態、年齢、骨の代謝速度、装置の種類、そして患者さん自身の協力度などがあります。
特に装置の装着時間(マウスピース矯正の場合)や定期的な通院の遵守は、治療期間に大きく影響します。予定通りに通院し、指示を守ることで、効率よく治療を進めることができます。
私の臨床経験では、治療に対する患者さんの積極的な姿勢が、結果の満足度にも大きく関わっています。

矯正治療後のケアと後戻り防止 〜 治療効果を長持ちさせるために
矯正治療が終わったら、それで終わりというわけではありません。せっかく整えた歯並びを維持するためには、適切なアフターケアが欠かせません。
多くの患者さんが見落としがちなのが、この「治療後」の重要性です。
保定装置の重要性と使用期間
矯正治療後は「保定期間」と呼ばれる時期に入ります。この時期には「リテーナー」と呼ばれる保定装置を使用して、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぎます。
保定装置の使用期間は個人差がありますが、最初の半年〜1年は終日装着し、その後徐々に夜間のみの装着に移行するケースが多いです。中には数年以上、夜間装着を続ける方もいます。
保定装置の使用を怠ると、せっかく整えた歯並びが元に戻ってしまうリスクが高まります。これは特に大人の矯正では重要なポイントです。
定期的なメインテナンスの必要性
矯正治療後も、定期的に歯科医院でのメインテナンスを受けることをお勧めします。これにより、歯並びの変化を早期に発見し、対処することができます。
また、矯正治療によって口腔内環境が改善されても、日々のケアを怠れば虫歯や歯周病のリスクは高まります。プロフェッショナルケアと自宅でのセルフケアを組み合わせることが、お口の健康を長く保つ秘訣です。
「歯科・矯正歯科 GOOD SMILE」では、治療後のメインテナンスにも力を入れており、患者さんの口腔内健康を長期的にサポートしています。
あなたも、一生涯自分の歯で食事を楽しむために、矯正治療を検討してみませんか?
まとめ:大人の矯正治療で得られる真の価値
大人の矯正治療は、単に見た目を改善するだけのものではありません。口腔内環境の改善、咀嚼機能の向上、全身健康への好影響など、生活の質を高める多くのメリットがあります。
もちろん、治療期間や費用、一時的な不快感などのデメリットもありますが、長期的な視点で見れば、その価値は十分にあるといえるでしょう。
現代の矯正歯科では、マウスピース矯正や裏側矯正など、目立ちにくい装置の選択肢も増えています。自分のライフスタイルや優先事項に合わせて、最適な治療法を選ぶことが可能です。
「歯科・矯正歯科 GOOD SMILE」では、矯正治療を得意とし、各専門ドクターがチーム体制で高品質な治療を提供しています。カウンセリングでは、メリットだけでなくリスクや注意点も含めて丁寧に説明し、患者さん一人ひとりに合った治療計画を立てています。
「もう大人だから遅い」と諦めるのではなく、まずは専門医に相談してみることをお勧めします。あなたの笑顔がもっと輝くよう、専門的な矯正治療でサポートいたします。
詳しい情報や無料カウンセリングについては、歯科・矯正歯科 GOOD SMILEまでお気軽にお問い合わせください。

監修者情報
歯科・矯正歯科 GOOD SMILE院長 薄井陽平
保有資格など 歯学博士
松本歯科大学 小児歯科学講座 非常勤講師
略歴 2001年3月 松本歯科大学歯学部卒業
2001年4月 歯科医師免許取得
2001年4月 松本歯科大学 歯科矯正学講座入局
2001年4月 松本歯科大学 歯科矯正学講座医員
2003年4月 松本歯科大学 歯科矯正学講座助手
2004年4月 松本歯科大学 硬組織疾患制御再建学講座
臨床病態評価学博士課程入学
2007年4月 松本歯科大学 歯科矯正学講座助教
2009年6月 学位取得(歯学博士)
2012年4月 松本歯科大学 歯科矯正学講座助教 教任期満了
2015年10月 松本歯科大学 小児科学講座 非常勤講師就任
ごあいさつ
はじめまして、GOOD SMILEの薄井です。歯・矯正に関することはもちろん、口腔内のお悩みなら何でもご相談ください。患者様のお悩みが解消できるよう、もっとも合う治療方法について一緒に考えさせていただきます。